ほんとジャンルはバラバラで統一性が皆無なんですが、是非参考にしていただければなと思います!
おすすめ書籍30選‼
ビジネス書編
お金2.0/佐藤航陽
「資本主義」を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か。2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。その典型がビットコインです。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。(Amazon)
一言紹介:資本主義の終わりを予期する予言の書
本書は、今現在至る所で限界を迎えつつある資本主義経済に代わり、ゆくゆく訪れるであろう新しい経済圏について書かれた言うなれば予言の書みたいな本です。
予言の書というと胡散臭いイメージがありますが、「お金2.0」の内容は説得力があって、現在の延長線上にある未来をしっかりと捉えきっています。
資本主義に変わる価値経済とは何か。気になる方はぜひ読んでみて下さい。
隷属なき道/ルトガー・ブレグマン
隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働
オランダの29歳の新星ブレグマンが、「デ・コレスポンデント」という広告を一切とらない先鋭的なウェブメディアで描いた新しい時代への処方箋は、大きな共感を呼び、全世界に広がりつつある。最大の問題は、人間がAIとロボットとの競争に負けつつあること。その結果「中流」は崩壊し、貧富の差は有史上、もっとも広がる。それに対する処方箋は、人々にただでお金を配ること、週の労働時間を15時間にすること、そして国境線を開放することである。それこそが、機械への『隷属なき道』となる。(Amazon)
一言紹介:ベーシックインカム論を取り扱ったものの中で最もメジャーな書籍
本書は、近年じわじわと話題になりつつあるベーシックインカムを軸に、未来の働き方やAIとの共存などを論じた本です。著者は海外の方ですが、内容はAI問題や働き方改革が求められている日本でも同様に当てはまることが多く、共感できる部分も多々あります。
人類が機械に隷属せずに生きるために必要なアイデアがギュッと詰まった1冊となってます。
ベーシックインカムを学ぶのにオススメの本 – アンダーグラウンドより
失敗の本質/戸部 良一他5名
敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光をあて、日本の企業組織に貴重な示唆を与える一冊。 (Amazon)
一言紹介:日本軍の脆弱性をあぶりだし、組織が共通して抱える課題を詳細に暴き出した組織論本
各界の著名人や経営者が絶賛する!と評されているだけあって参考にできる箇所は多く、非常に骨太で肉厚な1冊です。
一応組織論と銘打ってありますが、個人が読んでも参考にできる箇所はたくさんあると思います。失敗はどうして起きてしまうのかが丸わかりになる名著。
「失敗の本質」を読んで。失敗に至るポイントはこれでした – アンダーグラウンドより
スターバックス成功物語/ハワード・シュルツ他
スターバックス成功物語
ハワード シュルツ,ドリー・ジョーンズ ヤング 日経BP社 1998-04-23
北米1400店舗を誇るコーヒーショップチェーン・スターバックスの最高経営責任者が語る、成長と成功の記録。わずか5店の小さな会社が社員本位の経営によって全米有数の企業に成長するまでの戦いを描く。(Amazon)
一言紹介:スターバックスを全世界に知らしめた立役者が語る、今日に至るまでの人気コーヒー店の軌跡が分かる自伝的著書
ローマは一日にして成らずじゃないですけど、スターバックスがこれほどまでに成長した背景には、様々な苦悩、苦労、思いがあったんだなということが読むとよく分かる本ですね。しかもそれを自伝的に張本人が語っているので、読むだけでこっちまでスタバの魅力に憑りつかれてしまいそうになる。著者がスタバを愛してやまない人物なので。
経営者になりたい人、マーケティングに興味があるという方におすすめです。
人気コーヒー店は一日にして成らず。「スターバックス物語」要点まとめ – アンダーグラウンドより
自己管理・自己理解本編
スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニガル
60万部のベストセラーがついに文庫化!これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる。目標を持つすべての人に読んでもらいたい一冊。(Amazon)
一言紹介: 自己管理の中でも「意志」について詳しく書かれたマネジメント本
おそらくどんな人でも、やらなければいけないことを先延ばしにしてしまったり、やらない方がいいと分かっていることをついついやってしまったりした経験はあると思います。要するに意志が本能に負けてしまったことが。
本書はそんな意志の力を自由自在にコントロールするためのテクニックをかなり詳しく説明しています。タイトルにあるように、今までの意志の弱かった自分と決別して新しい自分になりたいと望むのなら、読んでおいて損はないはず。
さあ、才能に目覚めよう/トム・ラス
「強みの活かし方」が資質ごとにわかる!進化したウェブテストのアクセスコード付き。(Amazon)
一言紹介:自分の中に眠っている上位5つの資質を見つけてくれるアメリカ発祥のアセスメント
正確には本書を買うだけではアセスメントを受けることは出来ません。本書に同封されているアクセスコードを専用サイトで利用することで、テストが受けられます。
詳しいことは下記のリンクを参照してほしいのですが、実際にテストを受けると自分の中で何となく感じていた強みを言語化されたような気持になって自信を持てるようになるし単純に面白いです。なので、お金を出してでもやってみる価値は十二分にあると思います。
ストレングスファインダーをやった結果と診断するまでの流れまとめ – アンダーグラウンドより
自分のアタマで考えよう/ちきりん
“おちゃらけ社会派”として超人気のブロガーが教える「自分だけの答え」の見つけ方。(Amazon)
一言紹介:ブロガーなら知らない人はいないちきりんさんの思考術本
自分のアタマを使って思考するのがなぜ大切なのか、どうすれば深くて芯を捉えた意見を言えるのか、みたいな部分がよく分かる本ですね。
本書を読めば、社会派ブロガーとしていつも切れ味のある意見を世間に投げかけるちきりんさんのアタマの中を覗いてしまったみたいな優越感というか、秘密を知れたみたいな感覚を味わえたりするので、ちきりんさんに興味があるという方、思考力を身につけたいという方はぜひ手に取ってみて下さい。
人を動かす質問力/谷原 誠
質問は、相手から情報を引き出すだけではなく、相手を「その気にさせて」「自ら動いてもらう」ために非常に有効である。質問力を駆使して法廷で大活躍する一流弁護士が、秘密のテクニックを明かす。(Amazon)
一言紹介:質問の持つ威力がよーくわかる本
コミュ力、継続力、判断力、集中力、行動力、語学力などなど。人生で大切だと言われている能力はありとあらゆるほどありますが、質問力もそれらと同様に習得することが出来れば、自らの身を救う大きな力になってくれるはずです。
著者は弁護士という職業柄その大切さを身をもって知ったそうで、いかに質問力が対人関係で効果を発揮するのかを解説してくれています。
特にコミュニケーションに自信がない人でも簡単に使えるのが質問力のいい所らしいので、コミュ力に自信のない人ほど本書を頼ってみるのもいいかもしれません。
人を動かす、新たな3原則/ダニエル・ピンク
セールスの取引の金言は、これまで長きにわたりABC、“Always Be Closing(必ずまとめろ契約を)”だった。本書が提示するのは、新たなABC―同調(Attunement)、浮揚力(Buoyancy)、明確性(Clarity)だ。どんな件名だと、相手はメールを開封してくれるだろうか?24種類と6種類のジャムを並べたとき、どちらがより売れるだろうか?答えはすべて、新たな3原則が教えてくれる!『モチベーション3.0』のダニエル・ピンクが伝授する、“売らないセールス”の極意!(Amazon)
一言紹介:これからの時代に適合した人の動かし方を知れる書籍
本書は、「今までの人の動かし方はもう古い」と前提を置いたうえで、これからの市場にマッチしたマーケティング手法を解説した名著です。
実際に読んでみると確かにこれからの時代にピッタリな原則だと思いましたし、その根拠も筋が通っていて納得させられるばかりでした。新時代の人の動かし方が詳しく知りたい方はぜひ。
「人を動かす新たな3原則」には、現代社会で生き抜くために必要な知識が詰まっていた – アンダーグラウンドより
仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則/マーク・フォースター
「仕事は明日!」でうまくいく。×To Doリスト×優先順位×すぐやる。既存手法の限界を突破する「目からウロコ」の黄金法則。(Amazon)
一言紹介:常識破りのタイムマネージメント論が知れる1冊
働く人の多くが頭を抱える問題の一つに、限られた時間をどうやって有効に使うかという問題がありますよね。
本書はその問題を今までのタイムマネージメントとはある種真逆の発想で解決することを目指した本。副題にあるようにマニャーナの法則を用いることで、劇的に作業効率を上げようというのが本書のねらいです。
人によっては本書の内容を実践するのが難しい場合もあるでしょうが、試してみる価値は充分にある内容だと思いました。
マニャーナの法則を使って作業効率を爆発的に上げる方法 – アンダーグラウンドより
啓発本編
自分の中に毒を持て/岡本 太郎
“才能なんて勝手にしやがれだ”“だめ人間なら、そのマイナスに賭けてみろ”岡本太郎の遺した作品と言葉は、いまでも私たちに鋭く問いかけています。瞬間を生き抜く、岡本太郎のパッションは、強い力をもって私たちの生命にズシンと響くのです。歓喜と驚きに満ちた人生を、あらためてつかみとってください。(Amazon)
一言紹介:稀代の芸術家の力強い言葉がたくさん詰まった1冊
本作は、芸術家の岡本太郎さんが生前に残したエネルギーの塊みたいな人生指南書です。作中ではそれこそ瞬間瞬間、生命力にあふれた言葉に出会え、読むだけで生きる活力をもらえたりします。
個人的に好きだったのは、「人生おりた奴」「マイナスに賭けろ」っていう表現で、いかにも岡本太郎さんらしい言葉だなという感じがしましたし、この言葉を聞いた瞬間に岡本さんに「命を張って生きてんのか?」と問いただされたような気分になってしまいました。
1歩でも前に進む力が欲しいという方はぜひ。問答無用で岡本太郎さんが強烈に背中を後押ししてくれること請け負いです。
ゼロ/堀江 貴文
誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。失敗しても、またゼロに戻るだけだ。決してマイナスにはならない。だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。(Amazon)
一言紹介:ホリエモンの数ある書籍の中で最も評価されている書籍
「ゼロ」は今まで出版されてきた書籍と違って、堀江さんが読者の感情に寄り添うように書いたというだけあって誰にでもおすすめできる1冊に仕上がっています。
書いてあることはいかにも堀江さんらしい内容ですが、表現がマイルドな分主張が読んでスッと心に響いてくることでしょう。
僕なんかは読んで、あの堀江さんでさえ自身のことを何もない自分と言ってしまうんだと感じ、だったら自分はもっと頑張らなきゃいけないなと思いましたよ。
GIVE&TAKE「与える人こそ成功する時代」/アダム・グラント
「ギブ&テイク」とは、この世の中を形成する当たりまえの原理原則に思える。しかしこれからの時代、その“常識”が果たして通用するのかどうか―著者の問題提起が、アメリカで大論議を巻き起こしている。人間の3つのタイプである、ギバー(人に惜しみなく与える人)、テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)、マッチャー(損得のバランスを考える人)。このそれぞれの特徴と可能性を分析したするどい視点。世界No.1ビジネス・スクール「ペンシルベニア大学ウォートン校」史上最年少終身教授、待望のデビュー作!!(Amazon)
一言紹介:まるで情けは人の為ならずを科学的に証明したかのような書籍
本書は、他人に対して惜しみない援助を申し出るような、いわゆる与える人がいかに成功しやすいかを体系的に説明したちょっと珍しい角度から書かれた良書です。
そして、そんな与える人というのはタイトルにあるようにこれからの時代ますます成功しやすくなるそう。一見、人に与えすぎる人は損ばかりしてそうな印象がありますが、実はこれからの時代はそうじゃない。
その理由はぜひ本書で確認してみてほしいですが、理由を知れば「なるほど確かに!」と納得してしまうと思います。
「GIVE&TAKE(与える人こそ成功する時代)」は対人関係で損していると感じやすい人にこそ読んで欲しい – アンダーグラウンドより
頭に来てもアホとは戦うな!/田村 耕太郎
苦手なヤツほど、徹底的に利用せよ。(1)相手の欲望を見抜き(2)腰を低くして、助けを求め(3)味方にする!目標がみるみる叶う最強の「人の動かし方」。(Amazon)
一言紹介:頭にくる人間に対する効果的な対処法について書かれた書籍
「なぜあいつはこんなにも腹が立つんだ」と思わず感じてしまう相手は皆さんにも多かれ少なかれいると思いますが、この本はそういう相手を最も効果的と思われるやり方で対処する術を授けてくれます。
「周りにアホばかりいて疲れる」と思っている人にほど読んでいただきたいですね。読むだけでも気が晴れて心がスッと軽くなること必至です。
「頭に来てもアホとは戦うな!」から学ぶ、戦わずして勝つための非戦の極意 – アンダーグラウンドより
エッセイ・軽い読み物編
本は10冊同時に読め!/成毛 眞
本は最後まで読む必要はない、仕事とは直接関係のない本を読め、読書メモはとるな―これまでの読書術の常識を覆す、画期的読書術!あらゆるジャンルの本からの情報を組み合わせることで、新しいアイデアが生まれる。「すき間時間」で本を読むことで、集中力が増す。どこを読み飛ばすのかを判断していくことで、決断力と情報収集力が身につく。本を10冊同時に読めば、10倍人生が面白くなる。(Amazon)
一言紹介:読書術を扱った本の中ではダントツで面白かった書籍
有名実業家の成毛眞さんが普段どうやって本を読んでいるのかがよく分かるし、単純に読み物として見ても面白い1冊です。
ただ、10冊同時並行で本を読むという読書術は確実に人を選びますね。個人的に試してみたものの全くできなかったですし。
それにしても成毛さんはかなりの読書家ということだけあって、文章が洗礼されて非常に読みやすかったです。
大放言/百田 尚樹
思ったことや軽いジョークを口にしただけで、クレーム、バッシングの嵐。求められるのは人畜無害な意見ばかり。こんな息苦しい世に誰がした?数々の物議を醸してきた著者が、ズレた若者、偏向したマスコミ、平和ボケの政治家たちを縦横無尽にメッタ斬り。炎上発言の真意から、社会に対する素朴な疑問、大胆すぎる政策提言まで、思考停止の世間に一石を投じる書下ろし論考集。今こそ我らに“放言の自由”を!(Amazon)
一言紹介:百田尚樹さんの痛快な放言にスカッとすること間違いなし
痒い所に手が届くと表現するのがピッタリな書籍です。個人的に百田さんの考え方には共感できる部分が多いのでもしかすると一層そう感じるのかもしれません。
反対に本書の大放言に全く共感できずに腹を立ててしまったとしても、それはそれで本書の楽しみ方の一つでもあります。
ここまで言うのかってレベルで持論が展開されていますから賛否両論あって当然で、けどそれが本書の良さでもある。ただ賛否どちらの立場になろうと百田さんのはっきりとした言いぶりには思わず爽快感を覚えてしまうことでしょう。
猫にかまけて/町田 康
気位が高く威厳に満ちたココア、犬の血が混じっているのではないかと思うほど人懐っこいゲンゾー、遊び好きで無邪気なヘッケ、並外れて気の強い奈奈―縁あって共に暮らした、ちょっと面白い奴ら。手を焼かされ、言い負かされ、それでもいつも一緒にいた。写真と文章で綴った、猫たちとのいとおしい日々。(Amazon)
一言紹介:町田康さんが愛猫との日常を朗らかに綴ったほのぼの日記
本書では終始、町田さんが飼っている愛猫についての描写がなされています。猫とのほのぼのとした日々、劇的な別れを日記のような形で綴っている。けど、注目してほしいのは随所で感じさせられる、独特な言回しが特徴の町田節かな。
そういう意味では、町田康作品の中でも文学的要素が強い「告白」「パンク侍、斬られて候」などとは対照的に、本作は文学作品に馴染みのない方でも気軽に町田康の世界観に浸かれる作品だと思います。
町田さんの作品を1度も読んだことがない方におすすめ。
社会人大学人見知り学部卒業見込/若林 正恭
若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた―。スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する。芸人・オードリー若林の大人気エッセイ、単行本未収録100ページ以上を追加した完全版、ついに刊行!(Amazon)
一言紹介:特殊な環境下でモラトリアム期間を過ごした人間の心理を軽いタッチで描いたエッセイ本
僕は読み終わった瞬間「さすが若林さんだなぁ、細かいところまで観察しているわ」と思わず驚いた同時に、深く共感してしまったエッセイ本です。
特に、世間と自分との価値観がいかに違うのかを執拗に迫っていく姿は若林さんの性格の悪さが滲み出てて(褒め言葉)良かった。
突き詰めれば自意識の話で、平たく言えば若林さんの自意識を良く知れるエッセイになってます。
完全教祖マニュアル/架神恭介、辰巳一世
多くの人をハッピーにしながら、大きな尊敬を受ける―教祖ほどステキなビジネスはほかにありません。キリスト教、イスラム、仏教などの大手伝統宗教から、現代日本の新興宗教まで、古今東西の宗教を徹底的に分析。教義の作成、信者の獲得の仕方、金集め、組織づくり、さらには奇跡の起こし方―あらゆるシチュエーションを実践的に解説した本邦初の完全宗教マニュアル。(Amazon)
一言紹介:宗教の正の側面をシニカルに炙り出した1冊
宗教と聞くと日本人の大半は「怪しい」という印象を受けるでしょうが、その印象も本書を読めば180度変わってしまうことでしょう。
宗教の仕組みから構造までを面白半分で描き、宗教の素晴らしさを間接的に伝えてくれる良書です。
小説編
深夜特急/沢木 耕太郎
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ!(Amazon)
一言紹介:日常の退屈さを読むだけで解放してくれる紀行小説の決定版
本書は著者がただただ旅している様子を描いただけの話なんですが、著者の筆運びが非常に上手いので臨場感が半端じゃなくて、読んでいるだけでまるで自分がその場にいるかのような錯覚を起こしてしまいます。
そのため、多くの人がレビューで書くように読んだ後は日常生活をほっぽり捨てて旅に出たくなってしまいます。大袈裟でも何でもなく、日常を捨てる覚悟のある方だけお読みください。
ジョーカー・ゲーム/柳 広司
結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を上げてゆく……。東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる、究極のスパイ・ミステリー。(Amazon)
一言紹介:世界各地を舞台にスパイが暗躍するシリアス小説
もしかしたら僕の読書傾向が偏っているせいなのかもしれませんが、小説でスパイを題材にしたものってかなり珍しい気がします。そんな中で本作は抜群にエッジの利いたスパイもので、特にD機関の結城中佐は厳粛でいて冷徹。まさにスパイの親玉という感じがしていいですね。
頭脳戦あり、諜報戦あり、騙しあいあり。これを読めばきっとスパイ集団のカッコよさに酔いしれてしまうことでしょう。
僕たちの戦争/荻原 浩
“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れ替わった! それぞれの環境に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが……。
未来を知る者と、過去を知る者。ふたりの「19歳」を通して描く、あの時代、あの戦争。(Amazon)
一言紹介:荻原 浩の真骨頂を味わえる1冊
本作は、入れ替わりありタイムスリップあり恋愛あり戦争ありの扱っているテーマが大渋滞を起こしている何でもありな感じの小説(笑)
一見すると俗物っぽさはあるのですが、その全てが1本の線で結ばれた瞬間の感動は見所の1つ。
割と軽く読めたりもするので普段小説を読まない人にもおすすめかな。
変身/カフカ
ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか……。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。(Amazon)
「ある朝虫になっちゃった」
この奇妙な1文から始まるあまりにも有名なカフカの小説。本作は、カフカの他作品やカミュの「異邦人」などに代表されるいわゆる不条理小説と呼ばれるもので、作中では常識に反したことばかり起こります。意味不明な出来事だらけ。
ただ、このどうしようもない感は読んでいて心地よさを覚えたりもするから不思議。不条理の中には一定の快感が潜んでいるような気がしますね。
思い通りにいかない。というか、そもそも思ってすらなかった。そんな世界観にどっぷり浸かりたい方におすすめ。
マネー本編
お金の教養/泉 正人
義務教育で教えてくれないお金の話。世界中の30万人が学び、120万人が著書を読んでいる、お金のプロが優しく教える。絶対に知っておきたい7つの知恵。(Amazon)
一言紹介:お金のリテラシーについて丁寧に解説がなされている書籍
僕自身お金の本は色々と読みましたが、本書はその中でも最も分かりやすく平易にお金について解説している本でした。
「そういえばお金について詳しく知らないな」「お金の基本的なことが知りたい」という人がまず初めに読むといい最高の入門書です。
お金のリテラシーを高めたい方はどうぞ。
金持ち父さん貧乏父さん/ロバート・キヨサキ
お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。(Amazon)
一言紹介:殿堂入りのマネー本
お金に対する考え方について詳しく知りたいと思ったらまず読んでおきたい1冊です。本書自体かなり有名で、またその名に恥じぬ内容となっています。
お金持ちと貧乏人の違いは、考え方によるところが多いと気づかせてくれる、不朽の名著。説明不要だったかも。
一生貧乏な人とお金から解放されて自由になる人の決定的な違い – アンダーグラウンドより
その他
死ぬ瞬間の5つの後悔/ブロニー・ウェア
数多くの「最期」を看取った女性介護人が死の床で聞いた、誰にでも共通する後悔とは?人生は今からでも変えられる。器用に生きられないあなたに贈る一冊。(Amazon)
一言紹介:人間が人生の最期に後悔することは何なのかを間接的に知れる貴重な書籍
まずこの手の情報って普通に生活しているだけじゃ手に入らないですからね。そういう意味でも貴重な読書体験を授けてくれる良書だと思います。
人間が死ぬ瞬間に吐露する本音とはなんなのか?そしてどうすれば後悔しない人生を送れるのか?
そういった部分を含め、中々お目にかかれない主旨の本ではないでしょうか。
「死ぬ瞬間の5つの後悔」を読んで後悔しない生き方とは何かを知る – アンダーグラウンドより
若い有権者のための政治入門/藤井 厳喜
選挙に行く前に知っておきたい常識・総まとめ!18歳から選挙権が与えられます。私たちの未来を豊かにしていくためには、的確な知識と判断力が必要です。日本国民として、国際社会の一員として、これだけは身につけておきたい政治的教養を一冊に凝縮。 (Amazon)
一言紹介:知識ゼロの人間でも理解できる政治入門書
政治について何も知らないという人にまず読んで欲しい1冊です。かくいう政治の知識が全くない僕でも分かりやすく政治について理解できましたし、本書を読んだことで最低限の教養も知れたような気がします。
本格的に政治に知りたいという方は、政治の前知識を獲得するために活用するといい書籍だと思います。
史上最強の哲学入門/飲茶
真理に殉じた最強の論客ソクラテス、近代哲学の偉大なる父デカルト、神を殺した狂気の超人ニーチェ…強者の論を踏み台に、さらなる強者が出現する。そう、哲学の歴史はまさに闘い!!偉大なる哲学者たちが繰り広げてきた、頭脳と頭脳の闘いの歴史を、驚異的な噛み砕き方でわかりやすく紹介。最強の哲学入門書、降臨!!(Amazon)
一言紹介:初心者でも楽しんで哲学を学べる哲学入門書
普段哲学に馴染みのない方でも無理せず読み進められるのが本書の良いところ。本書ではドラゴンボールの天下一武道会のごとく、有名哲学者の熾烈なバトルが繰り広げられています。
ソクラテスから始まり、サルトルやニーチェまで。知の巨人たちの壮絶な戦いの歴史を拝めれるのはきっとこの本だけ。
ベスト・パートナーになるために/ジョン・グレイ
えっ男と女は違う星からやってきたの?パートナーの本当の気持ちがわかり、“二人のもっといい関係づくり”の秘訣を何もかも教えてくれる究極の本です。(Amazon)
一言紹介:男と女の違いを別の星に住む異星人に例えることで明確に浮き彫りにした書籍
男はなんであんなにバカなのよ?女はなぜこんなにもアホなんだ?そんな疑問を分かりやすく解決してくれるのが本書です。
男を火星人、女を金星人に例えることで、男女の考え方・感じ方の違いをめちゃくちゃ分かりやすく理解できます。読み終えた頃にはきっと、「ああ、男(女)ってそもそも違う星の生き物なんだ」という境地に至って、特にパートナー持ちの方は心が軽くなり、パートナーとの付き合い方にも変化が表れてくるはず。
パートナーのことが理解できない!とお悩みの方は必見です。
「 わかる」とはどういうことか/山鳥 重
われわれは、どんなときに「あ、わかった」「わけがわからない」「腑に落ちた!」などと感じるのだろうか。また「わかった」途端に快感が生じたりする。そのとき、脳ではなにが起こっているのか―脳の高次機能障害の臨床医である著者が、自身の経験(心像・知識・記憶)を総動員して、ヒトの認識のメカニズムを、きわめて平明に解き明かす刺激的な試み。(Amazon)
一言紹介:人が「わかった」と理解するメカニズムを解き明かさんとした認知・心理学の名著
人間が「わかった」と認識するときの条件だったり背景だったりが平易に書かれています。学術書のような小難しい感じというよりかは、人間理解について書かれた解説書みたいな感じなので、認知や心理について前知識のない人でも割と読みやすいかなと。
それに認識のメカニズムの一端を垣間見れば、自己理解にも役に立つし、他者理解へと応用していくことも可能でしょうから、一読しといて損はないと思います。
まとめ
というわけで僕がおすすめしたい書籍は以上となります。
色々と紹介してきましたが、今回紹介した書籍の中からあなたに合う本を見つけてもらえれば僕としても嬉しい限りです。
そして、今回は30冊しか紹介できませんでしたがこれからもいい本があればどんどん追加していく予定なのでお楽しみに。
関連記事
上記で紹介しきれなかった小説はこちらにまとめてます。よろしければ。
刺激的な読書体験をお求めの方はこちら。
僕流の本の探し方を綴っています。いい本に出会うコツが知りたい方は参考までにどうぞ。