「20代で知っておきたいお金のこと」はお金についてのリテラシーを高めたい人向け

「20代で知っておきたいお金のこと」はお金についてのリテラシーを高めたい人向け, アンダーグラウンドより
おカネの話

最近お金について書かれた書籍ばかり読み漁っています。もぐらです。

なんでしょう。やっぱりお金が好きなんですかね。

こういうと嫌儲な方に批判されてしまいそうですが、まぁ好きなものは好きなので仕方がありません。放っておいてくれw

というわけで今回は、20代という比較的若いうちに知っておくといいマネーの本を紹介しましょう。

20代で知っておきたいお金のこと

概要

「5000万円」、この数字が何かわかるだろうか? これは君たち20代が、親世代と比較したときに、お金について背負っているハンディだ。「親と同じくらいの生活が送れれば」という考え方は、もう通用しない。だからこそ、お金についての知識を身につけ、自分の人生を切り開いていってほしい。【本書の主な内容】20代で貯金ゼロだと、一生お金が貯まらない!/貯金100万円! 20代なら、まずここから始めよう/20代後半の男性年収は、300~400万円が一番多い!/子ども1人にかかるお金は、約3000万円!……ほか。(Amazonより)

感想

本書は人生を生きていく上で必要となるお金に関する基本的な知識を網羅した書籍です。20代と限定しているのはおそらく、本書の内容が人生の早い段階で知っておくほど有利になる知識だからだと思います。

何に関してもそうですが、何を始めるにしても早いに越したことはありませんよね。

特にスポーツとか音楽とかはそれが顕著で、幼いころに習い事をするなどして早い段階で技能的に習熟していた方が将来的に成功しやすい気がします。

これはお金に関しても当てはまることだと僕は思ってて、著者の方がそう意図してタイトルを付けたのかはわかりませんが、本書はまさに20代のうちに知っておいたほうがいいような内容でした。

もちろん20代以外は読むなってことではなくて、それくらい必要な知識だってことなのかな、と。

で、簡単な感想としては、もはやお金の教科書と呼んでしまってもいい「金持ち父さん 貧乏父さん」と類似する点が多く参考になりました。お金の捉え方とか、お金の使い方とかいった部分で。

ただ「金持ち父さん 貧乏父さん」がより啓蒙的な内容であるのに対して、本書はより具体的なテクニックが書かれてます。

どちらもあまり詳しくない人向けの本なので特に僕のようにお金のことはよく分からんという初心者におすすめかな。

本書で参考になった箇所まとめ

こういうビジネス本の説明を書くときに私的な感想なんかどうでもいいってことは分かっていましたが、つい書いてしまいましたw

すいません、ここからが本題。本書で参考になった箇所を抜き出して紹介していきます。

「お金は寂しがり屋」の意味

この言葉は時々耳にしますよね。大方のニュアンスだと「お金持ちのところにはよりお金が集まって、貧乏な人のところからは逃げていく。お金は寂しがりやだから」みたいな感じで使われていると思います。

ですが、著者の解釈では、

「お金は寂しがり屋」の本当の意味は、「お金」は自分のことをしっかりケアしてくれる人のところへ集まるという意味だ。つまり、今お金持ちじゃないから、財産を作れないと諦めるのではなく、お金の性質をしっかりと知れば、誰でも資産を増やすことが出来るのだ(p.44)

となる。

確かに、お金についてしっかりと学んだり出ていくお金を把握したりしといた方が堅実だと思います。反対にお金にルーズだと、いくら収入が増えても資産を増やせないし、散財してしまって手元には残らないのでしょう。

お金をしっかりケアすることは思いのほか大切なことなのかもしれません。

理想の家計プロポーション

これは収入の使い道のことを言ってます。毎月なり入ってくる収入を理想的な形で運用していく必要性を説いている。

で、本書では目指すべき形として、30:30:20:20がベストなプロポーションだと推奨しています。

固定費(家賃):変動費(食費等):教育費(自己投資を含む):貯金・投資=30:30:20:20

この形がいいらしくて、きっと収入をバランスよく使える比率なのでしょう。

逆に固定費や変動費に偏ってしまうようなら、バランスが悪くメタボ家計になるそうなので、もし必要以上に無駄使いをしているという人がいたら見直してみるといいかもしれません。

まぁ個人的にはこの比率に囚われなくても、お金を何に使うのが自分に合った方法なのかを決めておくだけでもいいのかなとは思いました。自分に合う比率を見つけるのも面白くていいかなってこと。

これからの時代に必須の3大ビジネススキル

本書では必須のスキルを紹介する前にロールモデルを見つけるのがいいと前置きをしています。

ロールモデルとは、自分にとって具体的な行動や考え方の規範となる人物のことで、「あの人みたいになりたい」と思えるような人のことです。

まずはロールモデルを見つけて参考にした方がいいと。

それでロールモデルを探しても見つからない人はスキルを身につけるのがおススメという形で3大ビジネススキルが紹介されてます。

そのスキルとは、「英語」「ITスキル」「プレゼン能力」の3つ。

どれも汎用性が高く、グローバル社会で役立つスキルだそうです。

個人的には「英語」を話せるようになりたいなとは思いましたね。

ここで意識の高いことを言っちゃいますけど、これから日本がどうなるかを考えた時にあまりいいシナリオが思い浮かばないですし、若者が老人を支える比重はどんどん重くなってしまうしで、日本には成長する展望が薄い気がします。

そうなれば最悪日本以外で働けるように、準備しとくだけでも全然違うだろうなと。何となく。

そういう意味では上記のスキルは汎用性が高いので、いざという時に役に立と思います。

生命保険が必要な人、要らない人

日本人は世界一生命保険が好きな民族だそうです。日本人はアメリカ人の3倍、イギリス人の6倍生命保険に加入しているみたいで。

ただそんな生命保険は人生で2番目に高い買い物らしく、年間平均約45万円で計算すると、30歳から60歳までで総支払額は約1350万円にのぼります。

つまり、マイホームに次いで高い買い物が生命保険ということですよね。

で、実際60歳までに死亡する確率とかを鑑みると自分が死んで生命保険の恩恵に与かれる確率って、めちゃくちゃ低いです。確か1%切っていたと思う。

そうなってくると生命保険は無駄になることが多いわけですから、本当に必要かどうか考えなくてはいけません。

「ほんとうのお金持ち」を目指そう

これは「真のお金持ちって何だろう?」って話で、著者が考えるお金持ちはこういう人のことを言うそう。

「お金持ち」とはどういう人のことを指すのだろうか。当然、たくさん資産を持っている人のことだと皆さんは思うかもしれないが、私は少し違う定義を持っている。それは、「お金持ち」とは、「お金に関することで心が惑わされることがない人」だという定義だ。いくらお金を持っていても、それを自分のことばかりに優先して使おうとしたり、常に頭の中がお金儲けのことだけになっている人は心が惑わされているので、私の定義では「お金持ち」とは呼べない。(p.248)

お金に振り回されないっていうのはホント理想。

常に頭の中が「お金」になっていると、楽しむことや幸せを感じることに目が向かなくなって精神衛生上悪いですからね。

自分もこの境地に立てるように精進していきたいなと思いました。

まとめ

最後の項にもありましたが、お金に振り回されたいって人はまずいないんですよね。みんなお金のことで不安になりたくはないだろうし、出来れば煩わされたくないと思っている気がする。

ってなったら道は2つしかなくて、一切お金のことを考えないようにするか、お金についてのリテラシーを高めてお金を適切に扱えるようになるかのどちらかしかないと思います。

別にお金なんか関係ねーよって態度を取ってもいいんですけど、そうすると余計辛いというか、お金に縛られていることに変わりはないので、お金についてのリテラシー高めることはやはり大切だなと思うわけです。

本書はそんなリテラシーをこれから高めていきたい人が読むといい本でした。是非参照あれ。

というわけで以上。

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