どうも、もぐらです。
ベーシックインカムに興味があって、最近色々と関連書籍を読み漁ってみたんですけど、中々いい本がなくて正直参りましたw
というより、政治に詳しくない僕のような人間が読める本が少なかった、と言った方が正確かもしれません。
僕が読んだ本の中には、難しすぎて読む気が失せるものだったり、政治的に偏ったものだったり(極左と呼ばれる思想)、結果読むんじゃなかったという本が多くありました。
ただ、中には読む価値がある本もいくつかあったことは事実で、これならベーシックインカムの書籍を探している人におススメできるだろうという本もあったので、今回はベーシックインカムを詳しく知りたいという方に関連本を4冊紹介していこうかなと思います。
用途や嗜好に合わせてご活用下さい。
隷属なき道
ベーシックインカムの啓蒙書として有名な一冊。それが隷属なき道。
正確に言うとこの本はベーシックインカムの仕組みを説明しているというよりも、ベーシックインカムのもたらす効用だったり背景だったりに焦点を当てて書き進められているので、基本的なことを知りたい方向けというより、どっちかというと周辺情報を知りたい方向けです。
本書はベーシックインカムを肯定的に捉えながら、過去のベーシックインカムのことだったり、AIが進んだ将来で生きるためのベーシックインカム論だったりをデータを交えながら解説しています。
翻訳家の問題なのか僕の頭があれなのかは知りませんが、途中回りくどいなと感じてしまう箇所はあるものの、豆知識というか、目から鱗の情報が所々散りばめられていて、最終的には読んで良かったという感想を持ちました。
ベーシックインカムの基礎知識を知りたいという方にとっては読みづらいでしょうが、結果的に読んでおいて損はない1冊ですね。
というか基本的なことを知りたい方はこちらの記事を読んでください。
自分で言うのも何ですけど、可能な限り中道的かつ簡単にベーシックインカムを説明出来ているのではないかなーと思ってますw
ベーシック・インカム入門
色々と読んでみた中で、この本が最も基本的なことを網羅している書籍でした。
後半の専門的な解説を除けば、全体的に分かりやすくて参考になります。
ちなみに、著者の山森氏はベーシックインカムについて比較的早い段階で目を付けていた一人のようです。
働かざる者、飢えるべからず。
「働かざる者、飢えるべからず」は、大きく分けるとベーシックインカムを導入したあとの社会の在り方と、ベーシックインカムの財源を相続税から確保すべきであるという2つの主張・主旨のもと書かれた本です。
著者はブロガーとして有名な小飼弾氏。
内容はベーシックインカムを解説した書籍の中でも異質なもので、相続税を100%に引き上げるという突飛なアイデアを掲げているのですが、一理あるなと思わせるアイデアでもあるので、その発想力には素直に感心してしまいました。
ベーシックインカムを知りたいという人用だけじゃなく、普通に読み物として見ても面白い1冊です。
ベーシックインカムは究極の社会保障か
本書は、ベーシックインカムについて様々な立場を取っている人たちの意見をまとめた、ちょっと珍しい試みをしている1冊。
論者にはベーシックインカムに賛成の人も反対の人も、穏健派といわれる積極的な立場を取らない人もいるので、本を読む人間は色んなアプローチからベーシックインカムを眺めることが出来ます。
要は切り口の違うベーシック論を知ることが出来るということですね。
特に政治関連の本の場合、こういう、偏った思想が漏れ出ないスタイルというか、読み手が客観的に情報を入手できるような仕組みのもと書き進められているのは好ましいと思います。
そういう意味では、ニュートラルにベーシックインカムの論点を知り得ることが出来る本と言ってもいいでしょう。
まとめ
というわけで以上の4冊が僕が実際に読んでみて、ベーシックインカムを掘り下げるのに役に立ったと思えた本です。
ちょっと少ないのですけど、関連本自体今のところそんなに発売されていないので、これから需要とともに増えだしたら、また読んでみてプラスする予定です。