「死ぬ瞬間の5つの後悔」を読んで後悔しない生き方とは何かを知る

「死ぬ瞬間の5つの後悔」を読んで後悔しない生き方とは何かを知る, アンダーグラウンドより
書籍

どうも、もぐらです。

紆余曲折を経て介護職に就いた著者ブロニー・ウェアが、終末医療を通して学んだ経験から綴った「死ぬ瞬間の5つの後悔」という書籍を読み終わりました。

本書自体は世界中で翻訳され多くの人に読まれているということもあり、名前だけでも聞いたことがあるという方も多いと思います。

が、僕自身実際に目を通してみると、必然的に、自分の人生を後悔せずに生きるにはどうすればいいのか?と改めて考える機会になり、非常に貴重な時間を過ごせましたので、まだ読んだことがない人にも是非読んでもらいたいなと感じました。

そこで今回は本書をさらっと紹介しつつ、後悔しない人生を送るために我々はどうすればいいのか、を考えていきたいと思います。

書籍「死ぬ瞬間の5つの後悔」とは

女性介護士である著者が、いわゆる終末期にある患者の最期を数多く看取ってきた経験から、実際に死の床で聞いた共通する5つの後悔を抽出し、書籍化させたのが本書。

元々はブログ発信だったようですが、そのあまりの反響の大きさに本にまでなったという運び。

帯には「明日死ぬ。その時何を思うのだろう」と分かりやすいキャッチコピーが書かれています。

内容は筆者の感じたままの温度、言葉で綴られているので、共感しやすいし読みやすかったです。筆者の人柄の良さが滲み出ていて、きっと温かい気持ちで読み進めることが出来るでしょう。

また、人が死ぬときに後悔していることが分かれば今を生きる人間の参考になりますから、世界中で反響があったのも頷けます。

言い方は悪いですけど、死は誰もが関心を持っているテーマなわけです。そんな死を客観的に扱っているのが本書ということで。

概要はこれくらいにして、以下からはそんな本書で綴られている5つの後悔を実際に紹介していきましょう。

後悔その1:自分に正直な人生を生きればよかった

後悔その1は、「自分に正直な人生を生きればよかった」というもの。

本で紹介されている終末期の患者さんは、横暴な夫のもとで長年我慢して耐え忍んでいたのですが、死ぬ間際になって「今までなんで我慢してたのか、もっと勇気を出して自分に正直になればよかった」と後悔します。

最期になって、もっと自分の思うままにいきればよかったと告白するのです。

個人的には、この図式って色んな場面で見るよなぁと思いました。

パッと思い浮かんだもので言えばブラック企業で働く真面目な人とか、DVを受けている人とかですかね。

別に良い悪いを問うているわけではないのですが、自分の生きたいように生きれていないって部分で似ているように感じました。

まぁでもやっぱり後悔しないように生きたいのなら、自分の人生を自分で選択するってことは大切かなと思いますね。

それは周りの期待通りに生きるとか、空気を読んで自分を殺して生きている人にも当てはまる話で。

後悔その2:働きすぎなければよかった

後悔その2は、「働きすぎなければよかった」というもの。

働きすぎて大切な人との時間を過ごせなかったと、患者さんは言います。

仕事を優先するあまり本当に大切なものを見失っていたと最期の瞬間に気付くのです。

これは非常に難しいところかなと思います。

仕事をしなければ生きていけないって部分と、家族を大切にしたいって部分が葛藤しているわけですからね。

ちなみにそのようなことはその患者さんも言っていて、「バランスが大切」と締めくくっているのですが、そこが一番難しいんじゃないかなと独身の僕なんかは想像してしまいます。

まぁただ、この患者さんのケースとは違いますけど、向き合う時間があるのに面倒くさくて向き合ってこなかった、っていうケースだと今からでも出来ることは色々あると思うので、まだ十分間に合う範囲なのかなと。

後悔その3:思い切って自分の気持ちを伝えればよかった

後悔その3は「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」という後悔です。

これは最後の最後まで自分の本当の気持ちを大切な人に伝えられなかった患者さんの後悔で、共感できる人も少なくないと思います。

かくいう僕なんか、今でさえこの手の後悔は数えきれないほどしていて、読んでて非常に胸が苦しくなりました(苦笑)

多分皆さんも程度の差こそあるにしろ、持っている後悔だと思います。

ありがとうやごめんを言えていないとか、好きな人に好きと言えていないとか。

手遅れになる前に気を付けたいものです。

個人的にはこれは5つある後悔のうち、一番肝に銘じとかなければなと感じました。

後悔その4:友人と連絡を取り続ければよかった

後悔その4は、「友人と連絡を取り続ければよかった」というもの。

これは老人ホームに入り孤独な思いをしている患者さんの後悔です。

まぁ要するに友人との関係を大切にしとけば良かったということ。

確かに、友人って存在はある意味で特殊なんですよね。恋人でもなく家族でもなく割合何でも話せるという存在。

その友人の有難さが分かるのって、意外と死ぬ直前なのかもしれないなと本を読みながらふと思いました。

この辺は人によって考え方が違うでしょうが、特別な人を大切にすると大きく括るなら一緒ではないでしょうか。

後悔その5:幸せをあきらめなければよかった

後悔その5は、「幸せをあきらめなければよかった」というもの。

漠然とし過ぎていますが、これは女性で初めて州知事(確か)になった患者さんの後悔で、男性社会で戦う中で誰にも負けられないという気持ちが強くなり、人(自分にも)に対して優しくなれなくなってしまったというもの。

権力に取りつかれたとでもいうのでしょうか。

そういう人でも、物質的な対価より、精神的な満足を最後に求めるというのは、失礼ですけど面白い傾向だなと感じます。

やはりどこかしたらで精神的な満足が欲しくなるのが人間なのかもしれません。

幸せに生きるためには、これも結局はバランスを取っていくことが大切になりそうです。

後悔しない生き方とは?

5つ見てきて共通して言える、後悔しないための生き方の極意とは、自分に素直になることです。

そもそもなぜ後悔するかというと、自分に嘘をついて自分を騙すからなんすよね。

自分を騙すと「あの時ああしとけばよかった」というメカニズムになりやすいので、正直に生きるというのが一番後悔しない選択なのかなと思います。

正直に生きるというと、小学生にでも言えるし出来ることですが、その難しさは大人になるにつれ上がっていく。

それをどこまで勇気をもって実践するかみたいな所がポイントなのでしょう。

結局必要なのは、正直になるための勇気と言えそうです。あとバランスを取るということも大切かな。

というか、アドラー心理学みたいな結論に達したな(笑)

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