まだまだゲームオブスローンズにハマってます。もぐらです。
今回はGOTに登場する多数のキャラの中から、個人的に魅力的だと思うキャラをランキング形式で紹介していこうという試み。
まぁここまでハマると全キャラ漏れなく好きなんすけどね、敢えてやります。
※なおシーズン7まで観ているという前提で書いていきますので、まだ観ていなくてネタバレされたくないという方は閲覧注意です
20位:ダヴォス
ダヴォスはスタニスに仕えた後、ジョンスノウの補佐官として彼を支えている人物です。
ダヴォスは蚤のたまり場出身ということで、貧しい人間の気持ちを理解していますし、そこから這い上がってきただけあって生きる知恵も経験も豊富。
まさに老練家といった感じで、僕がもし仮に、一人だけ家臣を選ぶとしたら、多分この人にお願いすると思います。
作中で最も補佐的な役割をそつなくこなせる人物ではないかと。
19位:ポドリック
ポドリックは従順な従者。まさに従者。
彼個人にスポットライトが当たることはまずないでしょうがw、殺伐としたシーンが多いGOTの世界で彼の存在は癒しそのもの。
ティリオン、ブロンとの絡みは微笑ましい限りです。
18位:リアナ・モーモント
ジョラーの従兄妹でしったけ?リアナは幼くしてモーモント家を継いだ人物です。
大人を黙らせてしまう歯に衣着せぬ発言と、毒舌が彼女の持ち味。
加えて年齢の割に筋の通った理論構築が出来ていて、臣下の意見も聞く。
総じてめちゃくちゃ有能ですよね。
また大事な場面で必要なことを言えるのも好印象だし、年齢とのギャップがあっていい。
モーモント家は、彼女が家督を継いでいる間はおそらく安泰だと思いますよw
17位:オレナ・タイレル
オレナは老獪で野心的な一面を持つ人物です。最期の告白なんかそれが端的に表われていると思います。
ただ、確かにそういう面もあるんですけど、孫思いであったり、ウィットに富んだ会話が出来たりと人間的に魅力にあふれている部分もあって。
個人的には結構好きなキャラですね。
16位:ドーラン・マーテル
「ドーラン?え、誰だっけ?」とお思いの方もいるでしょう。
ですがそれも無理はありません。なぜならそこまで重要なキャラではないし、活躍シーンもほぼないからです。
ちなみにドーランは下半身不随を患っているドーンの国王。思い出していただけたでしょうか。
そんなドーラン。どこがいいのかというと、極めて現実的かつ平和裏な選択をする点。
エラリア・サンドがオベリンのかたきを取ろうとして、戦争をしかけようと懇願した際も、ドーランは至極真っ当な理由でそれを却下します。その結果殺されてしまうのですが、間違ったことを言わないところは好感が持てます。
GOTではそういうキャラが少ないだけに余計かもしれません。
15位:ブライエニー
ブライエニーは女性であることにコンプレックスを感じている人。
男たちから散々馬鹿にされてしまいますが、彼女はなんだかんだで芯が強く、決してくじけません。
彼女の長所は、気高い意志と立派に立ち振る舞おうとする気骨ある姿勢。そんじょそこらの男より度胸があるかもしれない。
そういった姿勢に共感できるという人も少なくないでしょう。
14位:トアマンド
野人のトアマンドは簡単にいうと、豪快な男といった感じ。
特に僕が好きなのは、トアマンドの戦闘シーンと求愛シーンですね。
彼の戦い方は非常に独特でして、雄たけびをあげながら敵をなぎ倒します。「ウウォ!」ってゴリラの様に武器を振り回すところは癖になります。
それに、ブライエニーに対する求愛の仕方にしても非常に真っすぐで分かりやすいw(あれは俳優さんのアドリブらしいですね)
彼の一挙手一投足は単純に見てて気持ちいい。
13位:マンス・レイダー
まとまりのない野人を長年かけてまとめあげたのがマンスレーダーです。
個を重んじる野人がなぜ協力関係を築けたのかというと、それはひとえに彼の人徳といってもいいでしょう。
まさしくリーダーにふさわしい人物だと思います。
ちなみに彼が最後に残した言葉が痺れるので、紹介しときます。
間違いを犯す自由こそ、ずっと俺が望んでいたものだ
12位:ピーター・ベイリッシュ
相手に真意を読ませないのがベイリッシュ公の武器。
サンサとキャトリンを愛していたのは間違いないのでしょうけど、間接的な手段ばかり使うので本当に望んでいるものがよく分からない、底が読めない人物でした。結局何がしたかったのかもよく分からないし。
ただそれでも存在感が半端じゃなくて、この人が1番好きという人がいてもおかしくないと思います。
ちなみにベイリッシュ公の名言を紹介。
混乱は梯子だ。登ろうとする者は落ち、二度と登れはしない。落ちて壊れるからだ。登るチャンスを与えられるものもいるが、みな断る。
みな王国にしがみつく。あるいは神々。あるいは愛に。幻想に。梯子だけが現実。あるのは登ることだけ
11位:ロバート・バラシオン
ロバートは狂王まではいかないにしろ、愚王の部類に入る王です。
性格はイノシシのように猪突猛進で短気。最期はあいにくイノシシに殺されてしまうのですが(サーサイの企てで)、そこまで憎むべき人物ではないなというのが個人的な所感。
人によってはあの傍若無人気質が嫌という人もいるでしょうが、行動パターンが単純な上に何を考えているかも分かりやすいので僕は嫌いじゃないですね。
ガキっぽさを許せるかどうかで結構判断が分かれる人物だと思います。
10位:シオン・グレイジョイ
シオンはですねえ、評価が最も難しいキャラ。
なぜなら、彼は自分を見失いまくって終始不安定極まりなかったから。
弁明の余地はないにしろ、彼がスターク家を裏切ったのも、自分の立ち位置を確立できなくて追い込まれた末にやったことなんですよね。
これがもし仮に、策略だとか悪意だとかからの行動だったら、有無を言わさず「お前はダメなやつ」と断じることが出来るけど、そうじゃなく、「自分の本当の居場所はどこ?自分は結局何者なの?」っていう苦悩から過ちを犯しているので、改悛の情というか情けをかけれる部分が残っている。
それゆえに「100%お前が悪い」って言いづらい。
でも、色んな人を裏切ったことは事実なので手放しでは許せないというジレンマ。(シオンを許した際のジョンスノウはかっこよすぎだけどね)
この感じって結構共感できると思うんですよ。だから評価が難しい。
また、そういう意味ではGOTのキャラはどのキャラにも平等に選択肢が与えられているんですよね。AかBかみたいに、運命を分ける選択肢が各キャラの前に用意されてて。
選択する選択肢の数はキャラごとに違いますが、どのキャラの前にも一応生き残れるかどうかの道は存在してる。
そんな中でシオンは、その選択を最後の最後まで誤り続けたキャラなんです。去勢されこそしたものの、彼は死んでてもおかしくないほど、選択を誤り続けた。
その不器用さというか、どっか憎めない感じが同情してしまいます。それに、アイデンティティを確立できないって悩みは誰にでも理解できると思うし、僕は結構感情移入してなんか辛くなりましたね。
揺れに揺れ、道を間違い続けたシオン。
シーズン8からはシオン・グレイジョイ、そしてスターク家の一人として一皮むけた姿を見せてほしいものです。
9位:サムウェル・ターリー
ターリーはナイツ・ウォッチの一員で、総帥であるジョンスノウが最も信頼を置く人物です。
性格は協調性を重んじ、人との摩擦を嫌う心優しいキャラクター。
GOTだと、こういう競争を避けるタイプはすぐ殺される運命にあるのですけど、ターリーは物語で大事な役割を持ったキャラだと思いますし、意外と頭もいいので最終決戦まで生き残ることが出来ました。
シーズン8のどこかしらで出番が来るでしょうから、今後の言動に注目したい一人ですね。あとなんか見てても癒されますし。
8位:タイウェン・ラ二スター
タイウェンは戦術の達人であり、ラ二スター家の当主です。
家系のことを第一に考える、現代人からすれば少し古臭い考えを持っている人物ですが、功利主義的な面や敵に容赦のないところは個人的に好きでした。
7位:デナーリス
デナーリスは作中屈指の人気キャラです。「ドラゴンの母」であり、「奴隷解放者」であり、「焼けずの女王」であり、「嵐の申し子」でもある彼女w
その異名の数からして凄さが分かりますよね。
そんな言うなら1位でもいいじゃないって話なんですけど、僕は1位に置くほど好きじゃないw
彼女はシリーズ前半までは良かったんですよ。
ないものをどんどん手に入れていく姿は見てて清々しかったし、弱い者の味方をするヒーロー的な存在だったし。
でも、シリーズ後半に入ってくると、なんか急に偉そうになったなって感じちゃってw
なので、7位くらいにしときます。
6位:カール・ドロゴ
カールドロゴは、デナーリスの元夫でドスラクの長だった人。
彼は物語から早々に退場しましたが、彼の存在感は大きく、ファンの間でも人気キャラとして愛されています。
で、なんでそこまで人気を博しているかというと、簡単に言えば登場してすぐに死んだから。
ハンハンでいう幻影旅団のウヴォーみたいに(知らない人はごめんなさい)インパクトのある登場をした後、あっさり死んだから観る人の脳裏に強烈に焼き付けられたわけです。
もう彼の活躍する姿を見ることは叶いませんが、GOTを語るうえで彼は外せないキャラクターの一人といってもいいのではないかと。
5位:ブロン
ブロンは雇われ軍人。
作中では数少ない自由を愛し自由に生きるキャラで、その生き様や言動に憧れるという人も少なくないでしょう。
また、ティリオンとの掛け合いもユーモアに溢れていていい。
まさに男の中の男といった感じがします。
4位:ジェイミー・ラ二スター
ジェイミーはねえ、単純にカッコいい。
特にシリーズ後半からはそれまでのチャラさが抜けて、洗練されたカッコよさが目立ちます。 やはり手を失ったこと、王殺しの真相を吐露したことが大きかったのでしょう。
株が上がりまくったキャラ。
ようやくサーセイを見限った彼がこれからどうメインストーリーに絡んでくるのか楽しみです。
3位:ヴァリス
小鳥と呼ばれるスパイを従えるボスがヴァリスです。
そして、作中で最も壮大な野望を持っているのが彼。
なぜなら彼の野望は「王国が平和になること」だから。そんな大きな野望を持ち、そのために実用的な手段を用いるあたり、かなり優秀な策士だと思います。
また知性を感じさせる会話だったり、客観的な考え方をするのを見てもそれはうかがえ、作中で最も頭のいい人物だと僕は思っています。
メリサンドル曰くヴァリスも最終決戦での活躍が見込まれるキャラらしいので、目が離せません。
2位:ティリオン・ラ二スター
ティリオンはスタークのように善良で、ヴァリスのように頭がよく、ドワーフのように小柄な人物で、物語には欠かせないメインキャラクターです。
そんな彼のどこが優れているのかというと、類まれなるバランス感覚を持っている点。
作中で「神も信じなければ、自分すら信じていない」と彼は言っていましたが、それは彼がバランスを崩さないための手段なのだと思います。
何かを信じればどうしても盲目的になり、客観的な判断が下せなくなりますからね。
その結果、彼は最善かつ善良な選択をすることが可能になり、GOTの中で生き残ることが出来ています。
卓越したバランス感覚は彼の武器でしょう。体が小さいなんて全く関係ないですね。
1位:アリア・スターク
堂々の第1位はアリアです。
アリアは作中で最も成長したキャラの一人。王宮で耐え続けたサンサに比べて、アリアは誰の庇護もない状態から成長を遂げ、暗殺術を習得します。
別にどっちが辛いとかはないでしょうけど、サンサに比べそんなアリアの成長ぶりは見てて何度もカタルシスを覚えました。
また、メインキャラであるジョンスノウ、デナーリスと比べても引けを取らず魅力的なキャラだし、暗殺術というのも、若干ニヒル的思想があるアリアにはピッタリだなと思います。
最終決戦では習得した能力を遺憾なく発揮してくれるでしょうから、個人的にはアリアに最も注目したいなと思います。
まとめ
という結果になりました。
あくまで個人的なランキングですので、その点はご了承ください。
ゲーム・オブ・スローンズ(第一章~最終章) DVD
終わりっす。