読書は素晴らしい!
知識人から文化人、果ては親までもが口をそろえてこう言います。読書は素晴らしいものなんだよと。
しかし読書自体、何がどう良くて、結果的にどういった効果をもたらしてくれるのかを知らないことにはその素晴らしさには気づけないし、本を読む意味も見い出せないことでしょう。
そこで今回は、ホントに読書にメリットなんか存在するの?と懐疑的な人達に向けて、自称”本の虫”の僕が、読書をすることで得られるメリットを考察&解説していきたいと思います。
語彙力アップ
本を読めば自然と語彙力も上がります。
そもそも語彙力を向上させるには、まず言葉を知らないことには始まらない。言葉の絶対量を増やすという意味では、ホント読書は最適です。
知ってる言葉を増やし、それを反復して使い、脳にインプットさせていく。
こうすることでしか語彙力は上がらないし、一朝一夕に身につくものでもありません。
だからボキャブラリーが乏しいと感じている方は、まず読書を通して、今まで知らなかった言葉の存在を知るということから始められるのをおススメします。
様々な言葉との出会いも、読書をする上での醍醐味の一つでしょう。
想像力が豊かに
これは特に小説の話ですね。
小説とは、一つの物語を頭の中に思い浮かべながら読み進めていくもののため、必然的に想像力を要します。1シーン1シーン、1文1文、文章を映像に置き換えていく作業を続けていれば勝手に想像力は鍛えられていくというもの。
それがスマホとかになると、こうはいかない。情報を得るということに変わりはないけれど、スマホには想像力が入り込む余地がないからです。
利便性ばかり追い求めていると、自分で考える必要がなくなってしまい楽な方へ流れていってしまう。
それに対して読書とは、面倒臭い娯楽。疲れていたら内容なんか頭に入ってこないし、一度離脱すると中々続きを読む気にもなれないし、非常に面倒くさいw
でもだからこそ得られるものはたくさんあるし、想像力も鍛えられるんじゃないかなと僕は思っています。
思考力が身に着く
読書は思考する力も授けてくれる。
もちろん「なぜ?」「どうして?」と考えて読み込む必要はありますが、作者の考え方に触れるだけでもその効果は絶大。
作者は何が言いたいのか?この作品の本質的なメッセージはなんなのか?
読書を繰り返すうちに自然と持つ視点だと思うし、数をこなせば作品の背景まで読み取れるようになってくるので、本を読めば思考力は後からついてきます。
視野が広がる
こんな考え方があったのか!
本を読んでいれば、そう感じることは多々ありますよね。世界は自分の想像より遥かに広く凄い人達で溢れていると、読書は教えてくれます。
それに伴い、読書を通して物事を多角的にとらえることが可能になり問題解決能力を培うことに繋がっていく。自分以外の他者の考え方に触れ、別角度からのアプローチを可能にする、それも本を読むことで得られるメリットの一つではないでしょうか。
専門的な知識の獲得
専門書を読めば大抵の場合、疑問に思っていたこと、深く掘り下げたかったことは解決する。
どの分野でも先人と呼ばれる先駆者は存在し、後世に生きる僕たちの為に知識を残していてくれているから。
知りたい情報を知れる。これは物凄く恵まれた環境だなと個人的には思うので、活用・利用しない手はないんじゃないかと。
豆知識が増える
読書量は知識の引き出しの多さに比例している。
相手を楽しませるバリエーションに富んだ会話が出来る人は本を数多く読んでいる人と言えるでしょう。
それは小説や漫画、雑誌などジャンルは関係なく、インプットに力を注いできた結果としてそうなるのです。
暇つぶしになる
通勤時に、入浴中に、スマホゲームの代わりに、
読書はあらゆる場面で手軽に出来る。加えて上記の効果をもたらしてくれるとしたら、最高の暇つぶしになります。
気分転換に
これはイギリスのサセックスにある大学の研究結果から見ても、科学的に実証されています。
同大学の研究結果によれば、読書するだけでストレスがなんと68%も解消されるらしく、音楽鑑賞(61%)・コーヒータイム(54%)・散歩(42%)よりも効果があるという結果になったそう。
ただ、この効果を最大限得るためには読書に没入することが必要条件らしく、何となく読めばいいというわけではないそうで、
あの何とも言えない現実逃避感が必要みたい。
無知を知れる
世の中知らないことの方が圧倒的に多い。
本を読むということは、その知らないことを一つずつ知っていくということに他ならないので、読書をしていれば嫌でも気づくことになるでしょう。
知らないことの多さに。そして自分は大してものを知らないし、一生かかってもすべてを知ることは出来ないんだと。
逆に何もかも知ってますよって顔してる人は何も知りません。
井の中の蛙大海を知らずってやつで、僕も昔はそうだったからよく分かりますw
ただ、ソクラテスが厚顔無恥な政治家に対して無知の知を説いたように、知らないことは恥ずかしいことなんかじゃなくスタートラインに過ぎないんだと思います。
大切なのはそこから自分の人生に必要な情報を取捨選択していくことであり、より良く生きること。
まず無知を知るためにも、どのくらい知らないことがあるのか読書をして知るという方法を取ってみるの面白いかもしれません。
コミュニケーション能力アップ
一見すると、読書とコミュニケーションスキルは全くの無関係に思われるかもしれないですが、一概にはそうとも言い切れない部分もあります。
なぜなら読書をすれば言語能力が養われるから。
言語能力とは、言葉をもとに思考を巡らせて、その考えたことを相手に伝える能力の事で、今この文章を打ち込んでる僕も言語能力をフルに稼働させています。
で、その言語能力は、今まで前述してきたように読書によって発達していく側面がある。
語彙力をつけ、思考力を伸ばし、相手の立場を考慮出来る視点を持つ。そうやって体系的に養われたノウハウは、最終的に人に何かを伝える手段として役立ってきます。
ここで、余談ですけど、すぐ頭に血が上りキレてしまう人はなぜそうなってしまうか知っているでしょうか?
その心理は結構単純で、相手に自分の意思を伝える言葉を持ってないからです。
相手にこうして欲しいという思いを抱えながら、思い通りにならない現実に腹が立って癇癪を起してしまう。こうして欲しいとは思ってはいるが、どう伝えればいいのか分からない。だから態度に出すしかないのです。
これも言語能力の低さが招いていることといえるんじゃないでしょうか。相手に何かを伝えたい!コミュニケーションを向上させたい!と思うなら・・・
というわけで、もう僕の言いたいことはお分かりかと。
皆さん、本を読みましょう
大切なことなのでもう一度言います。
本を読もうじゃないかw
もちろん、実際に生身の人間とコミュニケーションをとらなければ机上の空論に終わってしまうということは言うまでもないですけどね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
とりあえず以上が、読書をすることで得られるメリットとしてあげられるんじゃないかと。読書は(読書読書うるさいが)優れた媒体であり、ほかに替えの利かないものだというのが僕の持論です。
そう考えると、知識人や大人達が「本を読みなさい」という意見にも賛同出来て、決してなんとなくそういってるわけじゃないことがわかります。
今現在全く読書をしないという方は、まずは月に1冊読んでみて、それをどんどん増やしていき読書する習慣を身につけていってみてはどうかと思います。
というわけで僕が最後に言いたいのは、
読書は素晴らしい!ってこと。